Q:クロマチックハーモニカの穴が12穴、14穴、16穴とあるけれどどれを買えばいいの?

A: ほとんどの曲は12穴のハーモニカでも問題ありません。12穴は3オクターブ、14穴は3オクターブ半、16穴は4オクターブの音域をカバーしています。12穴はコンパクトなので軽く持ちやすく携帯性も優れています。16穴は低音が1オクターブ追加されてますので、よりダイナミックに演奏を行いたい時に良いです。
私は演奏する曲で低音を使うため、16穴を使いますが、ご本人の気に入ったもので良いと思います。私が吹いた中でのお勧めの楽器を挙げておきます。

HOHNER社製のハーモニカは市販価格よりもお得な価格で予約注文も受け付けます。

HOHNER社製

旧Super64,  Super64X,  (鳴りやすく吹き心地良!)こちらは在庫限りで販売できます。

Chromonica 280C, (旧Super64と同じでカバーの違いのみ)

Chromonica 270 Deluxe, (木製ボディの柔らかい音と素敵なカバー)

SUZUKI社製

SCXシリーズ(お手ごろ価格、吹きやすい)
SIRIUSシリーズ(芯のある太い音、立ち上がりは遅めなため、すばやいフレーズを好む方には不向きかも。)

SUZUKI G-48 グレゴア マレ モデル, (レスポンスも早く吹きやすい。カバーもメタルと木製が好みで選べます。)

HOHNER社製とSUZUKI社製の違いはリードの厚みが少し違い、SUZUKI社製のほうが少し太いリードを使っています。
その分音に芯がありますが、立ち上がりはHOHNERのほうが良くHOHNERのほうがやわらかめの音がします。
木製ボディのハーモニカも素敵な音がしますが、手入れが少し面倒で自分でやるのは少しつらいかもしれません。

Q:タンブロック奏法、パッカー奏法、どっちの奏法で指導しているの?

A: 中西ハーモニカ教室ではパッカー奏法を指導しています。
一部タンブロック奏法も使用しますが、基本的にはパッカー奏法です。ジャズ・ポップスのジャンルの音楽の場合、パッカー奏法で演奏する方が多いです。

Q:クロマチックハーモニカを吹く際に注意点はありますか?

A: ハーモニカを吹く前に歯磨き、歯磨きできない時はよくうがいをしてから演奏しましょう。演奏前に食べた小さい食べかすが楽器に入ることでリードとリードプレートの間に挟まり音が出なくなることがあります。衛生上もそのほうが清潔ですね。
演奏後はハーモニカを片手で持ち、吹き口を下にした上で2~3回かるく振ってください。この際、手でたたいたり強く振るとリードに衝撃が伝わりリードがずれたり、バルブが剥がれたりしてしまう場合がありますので注意してください。
本体の汚れを落としたい場合は、市販の除菌クリーナーの使用をお薦めします。
吹き口の汚れを取り除きたい場合も同じです。
綿棒を使用する場合は細かい綿がリードやバルブに引っかかったりする場合があるのでその点を注意してください。
ハーモニカの保管には、湿気の多い場所や温度の高い所は避けてください。 特に本体が木製の場合、湿気により膨張する事があります。

秋から春にかけては気温が下がるため、息との温度差でハーモニカ内部が結露しバルブが濡れてしまいます。そうなると音が出るときにバルブがリードプレートに貼りつき、音が出しにくくなります。よく暖めてから吹く、室温を上げるなどすると良いです。
ハーモニカウォーマーという優れものが開発されましたので、こちらを使うのも非常に有効です。→ハーモニカウォーマー

ご注文は中西までご連絡下さい。